中央区天神3丁目 串やき【とり皮屋 こっこ】
福岡市中央区天神3丁目
福岡の街の中心部にありながら、1本路地裏に入り込んだ瞬間に、一瞬だけ時代を錯覚するような心地良い佇まいのレトロビルがあります。
何十年も前からこの地にあり、天神親不孝エリアをみまもってきたこの師岡ビルの2階に、新たなお店が誕生しました。
なかなか狭い階段を登るとすぐに扉が見えてきます。
【とり皮屋 こっこ】
入り口から見わたせる店内は、こじんまりとしたお店だなあという感じです。
この日は、夕方6時前にお店へ伺ったのですが、6席ほどあるカウンター席は予約のプレートが2組。
奥にある4人掛けの座敷テーブルふたつも2組のお客さまでにぎわっています。
店内はせまいのですが、掘りごたつ式の座席になっているので、窮屈さはまったく感じることなく、なぜだか妙に落ち着くのです。
店内は明るく清潔感もあり、目の前のカウンターで焼かれるとり皮の香ばしい香りが期待を煽ります。
まずは飲みものメニューを。
ビール・ハイボール・酎ハイ・日本酒・梅酒・ワイン・カクテル・ソフトドリンクなどありました。
焼酎もリーズナブルな価格でキープできそうです。
今日も飲めないので…残念ながらノンアルですが。
それにしても、メニュー表がびっくり凄いです!!
居酒屋によくあるメニュー表のようですが、すごくきれいな整った文字間というか、完璧なバランスというか、何がどう凄いかをうまく伝えられないのですが、すべてのお料理がとてもおいしそうに見えてくる文字なんです!
店主さんに話を聞いてみると、ご友人の方が丁寧に一文字ずつ仕上げてくださったそうです。さすが書道8段!!
さて、肝心の串ものをえらんでいきます。
お得なおまかせ串盛りは、五本盛・七本盛・十本盛と選べます。
ますは、五本盛からはじめましょうか。
そこに、さっそく名物のとり皮がやってくるのですが、それとは別に必ず注文して頂きたいのが、元祖とり皮塩・元祖とり皮タレ・元祖とり皮スパイシーの3種の神串です!!
塩は、余分な脂を落としてじっくりと焼き上げられたカリカリの皮に振られた絶妙な塩味がたまらなく美味しいです。
タレは、濃いめの秘伝の醤油だれに一晩じっくりと漬け込んでからもう一度素揚げするこだわりの逸品です。
スパイシーは、香味がしっかりとうまみを引き出した香り良い皮が味わえます。
この三種は何本でもいけますよ!!
定番の豚バラ・砂ずり・地鶏もも・鶏つくねもそれぞれが絶品です。
つくねはふんわりとしてしょうがの香りと葱が美味しい。
ぷりぷりのレアがたまりません。
どの串も食べやすいサイズでお値段もとてもお安くなっているので、
お酒がメインの方や女性でもたくさん食べられます。
一品料理は、九州産にこだわった自然豚や地鶏で、部位により産地が違い、手羽先は日向鶏・もも焼きは佐賀ふもと鳥など、どれも一度は味わってみたいメニューが並びます。
お刺身や馬刺し、鶏のたたきなど、鮮度の良さにこだわった一品があるのも嬉しいです。
お腹がいっぱいになって最後は悔やみながら結局食べられなかったのですが、〆のご飯ものにあるのが、
~地黄卵の卵かけご飯 自家製醤油で~ 三八〇円
~鶏スープ茶漬け~ 四八〇円
~鶏スープにゅーめん~ 四八〇円
これは、絶対に、食べておいたほうが良いやつだと思われます。
次回のお楽しみに。今回はさっぱりとした柚シャーベットで〆ました。
お料理がおいしいのはもちろんなのですが、
こちらは、また、必ず来たくなるような魅力あふれるお店に仕上がっています。
カウンター女性ひとり飲みにも良さそうなお店です。
穏やかな雰囲気の店主さんに惹かれてリピートするお客さまがこれから増えそうですね。
まだまだオープンしたばかりのお店ですが、平日夕方の五時頃からにぎわっていたので、週末など混みあいそうな日には、ご予約されることをおすすめします。
本当は、ふらりと入店してひとりカウンターで飲めるような、隠れ家的なお店でいてほしいんですけどね。
とり皮屋 こっこ
福岡市中央区天神3-2-27 師岡ビル2階
092-781-5353
営業時間17:00〜24:00「L.O.23:30」